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| 한국과 일본의 문화 |

제목: 童謡劇『月の砂漠』(1)
분류: 한국문화
이름: 申鉉夏


등록일: 2020-09-08 13:27
조회수: 152 / 추천수: 34




童謡劇『月の漠』



 



                          



申 鉉 夏



 



わたしが普通(小)学校に入学して最初に教わった歌は、たしか『ハトポッポ』だったように覚えている。それから卒業までの年間にわたり、『ニホンノハタ』を始め数多くの唱歌や歌曲を教わったが、いまだに心の奥に刻まれているのは、佐々木すぐる作曲の『月の沙漠』、瀧廉太郎作曲『荒城の月』、そして山田耕筰作曲の『赤とんぼ』などである。



時たまCDで聴くバスのフランク永井の『月の沙漠』は、ソプラノ歌手の歌うのとは異なった趣があって聞き応えがあり、フル・オ-ケストラで演奏される『荒城の月』は、その荘厳さに胸を打たれる思いである。わが国でも採り入れの秋になれば、可愛らしい赤とんぼが群れ飛ぶが、『赤とんぼ』の哀しいまでに美しいメロディ-は、老いた心にも染み入るものがある。その中でも『月の沙漠』は、余興に友人とカラオケへよった際、「なぜ」といぶかる視線を感じつつもリクエストするわたしだが、それには忘れがたい語がひそんでいる。



ちなみに普通学校教育課程においてわたしたちは、前述のように日本の歌は数多く教わったが、珠玉のような自国(朝鮮)の童謡や歌曲は、一曲たりとも教えてもらえなかった。しかし、キリスト教会や村の(ハン)(グル)夜学所などでは、暗々裏に教えてもらえることがあった。わが家にも夜学に通うおばがいて、そのおばから口伝えに習った『(バン)(ダル)(半月)』、『()()생각(センガク)(お兄さんの想い)などの童謡は、裏山に登って大声で歌い褒められた。日本の植民地から解放された後、自国の童謡や歌曲に接したわれわれは、その美しいメロディ-と叙情的な歌詞に酔いしれた。



思えば当時の成績通知簿の教科目欄には、上から修身・国語・算術・理科・歴史・地理・体操・唱歌…などの順に記されてあり、一番下に「朝鮮語」がぽつんと記されてあった。そして、各教科の授業配当時間は、国語が週六時間の配分だったのに反し、「朝鮮語」は週にたった二時間の配分でしかなかった。普通学校六年間を通してわれわれは、日本語を国語として強制的に学ばされ、日本史を国史として熱心に覚えさせられた。そして、自国語であるはずの「朝鮮語」は、あたかも外国語のように取り扱われ、外国語である日本語の常用を強いられた。そのような中で育ったわれわれの年代は、自国の童謡を教えてもらうなど思いもよらなかった。



その「朝鮮語」の授業さえ三学年一学期でなくなり、不幸にもわたしたちの年代は、韓国語と韓国史の学習機会を永遠に断たれてしまった。今も日本語の文法はそれなりに覚えているが、韓国語の文法は教本を見なければならず、韓国語で文章を作成するときには、国語辞典を手に取る煩わしさに悩む



日本の植民地教育を受けたわれわれの世代は、家庭ではもっぱら「朝鮮語」で生活しながらも、夜中まで教育勅語や歴代天皇の称号暗記に熱中し、神功皇后の新羅征伐に強く反撥しながらも、日本語での発想が容易な場合が多いなど、 アイデンティティ-の不明などっちつかずの人格体にさせられた。



普通学校から国民学校へと名称が変った五学年末、恒例の学芸会が催されることとなった。学芸会への出場では常連だったわたしは、その年も唱歌『我は海の子』の独唱と、童謡劇『月の沙漠』で王子役を演ずることになった。劇中王子様の相手お姫様役には、同級の賢くて明朗な「K」嬢が選ばれたが、担任の日本人教師A教諭からこの発表があるや、教室内の空気は大いに揺れ動いた。たとえ校内の学芸会ではあるけれど、男女共演は前代未聞の出来事だったからである。それまでの学芸会でも女役は登場したが、男子生徒が女装をしてその役をこなしていた。



童謡劇でお姫役に選ばれた「K」嬢は、大きな屋敷を構えた造り酒屋のお嬢さんで、父親は父兄会(PTA)の会長を務める村の名士だった。われわれの幼年期は、男女を問わずほとんどの児童たちが、黒色に染めた木綿の韓国固有の衣装に、ゴム靴やわらじで通っていたのに比べ、彼女だけは毛糸編みのセ-タ-やコ-ト,スカ-トとストッキングに運動靴姿だった。彼女の学業成績は優秀な方で、六年間を通しクラスでわたしと一、二を争ったし、礼儀正しく明朗で整った容貌の持ち主だった。このように恵まれた家庭で育った彼女は、ほとんどが小作農家の息子たちのわれわれには、まさに高嶺の花とも言える存在だった。



学芸会での配役が村中に知れ渡るや、わたしと彼女は村人たちの噂のたねになった。今から七十九年前の当時は、「男女七歳にして席を同じゅうせず」という不文律が、まかり通っていたこちこちの時代である。そして、「礼安」という村名の示すごとく、孔子廟のある「礼」を尊ぶわが村だったので、一部の古老から非難の声が持ち上がった。「男女が手を取り合って劇をするなど、村の風紀を乱す行為ではないか。」「学校は劇場と違うのにどうしてなのか。」「日本人教師Aは何者ぞ!」今にして思えばすこぶるナンセンスな話だが、村人の皆がことの成り行きを気遣っていた。



いよいよ演劇の幕開けの日となった。教壇を四つ並べただけの狭い舞台には、これと言った装置は設けられず、背面にはピラミッドや椰子の木が描かれた絵が掲げられ、幕は教室の日除け用のカ-テンでまかなわれた。舞台の裏側には、らくだの仮面をかぶった生徒や、毛色の毛布で身をくるんだらくだ役の生徒が待機し、廊下には歌い手の女子生徒たちが立ち並んでいる。いよいよ舞台正面の幕が開き(カ-テンが開き)、金箔や銀箔のボ-ル紙で仕立てた衣冠を正し、揃いの白い上着を着た王子とお姫様が、手を取り合い舞台の中央に歩み出て歌い始める。



 



月の沙漠を はるばると



旅の駱駝が ゆきました



金と銀との 鞍置いて   



二つならんで ゆきました



 



金の鞍には 銀の    



銀の鞍には 金の甕



二つの甕は それぞれに  



紐で結んで ありました



 



歌い終わった王子とお姫様は舞台裏へ回り、らくだの背に乗せられて次の幕開けを待つ。やがて二幕目の幕が開くのと同時に、女子生徒たちの哀調を帯びた歌声が響き渡り、らくだに乗って並んだ王子とお姫様は、舞台の上に大きく円を描いて歩み始める。廊下から聞こえる女子生徒たちの歌声は、すぐ裏の小高い山の中腹にこだまし、あたかも天から降ってくるような神々しさである。並んだ対のらくだは黙ってとぼとぼと、歌の終るまで舞台に円を描きながらゆっくりと歩く。



 



さきの鞍には 王子様



あとの鞍には お姫様



 



乗った二人は おそろいの



白い上着を 着てました



 



広い沙漠を ひとすじに



二人はどこへ ゆくのでしょう



 



朧にけぶる 月の夜を



対の駱駝は とぼとぼと



 



沙丘を越えて ゆきました



黙って越えて ゆきました



 



劇中において台詞は一言もなく、らくだに乗った二人が舞台を歩き回るだけの、合わせて十数分の演劇が終るや、会場は割れんばかりの拍手喝采だったらしい。たったそれだけで終った演劇なのに、校内ばかりか村中が大騒ぎしたのは、当時がそういう世情の時代だったからである。かくも騒々しく揺れ動いていた村は、学芸会が終るや嘘のように平穏を取り戻したが、わたしたちにはそれからが苦痛の始まりだった。



実にあっけなく演劇は終ったが、その日から級友たちの「イジメ」が始まり、卒業の日までわたしたちを苦しめ続けた。だからとて誰を恨むこともできず、誰かに責任を負わせるわけにも行かず、卒業までの一年余りを我慢して耐え抜いた。当然ながらお姫様役の「K」の目の前では、イジメ苦などおくびにも出すまいとしたが、彼女とてわたしと変わりがなかったようだ。



六学年二学期からは受験勉強が始まり、ろうそくを点して「K」と向かい合いに座ったけれど、人目をはばかって互いに口も利かず、目だけで対話を交わす日々を過ごした。だが、それがまたイジメの口実に付け加えられた。義務教育がまだで学齢に制限がなかった当時、六年生の平均年齢が今の中学二、三年に相当していたためか、彼らのイジメはとても執拗な上に、大分大人じみていたように回想される。



蛍雪の功成り上級学校入試に合格したわたしたちは、開校三十五年来未曾有の快挙を成し遂げたかどで、再び村中話題の人物に押し上げられた。わたしは道(県)庁所在地にある男子師範学校へ、「K」は京城(ソウル)女子師範学校への進学が決まった。家族はもとより村中の祝福を受ける中、わたしたちはそれぞれの道を歩み始めたが、別れに「さようなら」の言葉さえ交わさなかった。今にして思い返せば、当時の世情がそうであったにせよ、それにしてもわたしはうぶで小心者だった。



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